1990 Peter Gabriel
確か、
初任給でこのCDを買った。
子供の頃に買えなかった物を買う。
文句も言われず欲しいものを買うのは
いくつになっても嬉しい。
シェイキング・ザ・トゥリー グレイテスト・ヒッツ ピーター・ガブリエル
- アーティスト: ピーター・ガブリエル
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/05/29
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ピーター・ガブリエル だと思っていたら最近は原音に近いから
ピーター・ゲイブリエル と表記するらしい。
奇妙奇天烈なステージ衣装のおじさんと知ったのは
このアルバムのライナーノーツの写真から。
So [CD] ピーター・ガブリエル [CD] ピーター・ガブリエル [CD] ピーター・ガブリエル [CD] ピーター・ガブリエル
- アーティスト: ピーター・ガブリエル
- 出版社/メーカー: 東芝EMI
- 発売日: 1986
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
こういう写真を見るとインテリな人にしか見えない。
割と二枚目ではある。
Peter Gabriel - Sledgehammer (HD version)
こういう楽しいPVを作る人なので
やっぱり普通のおじさんではないよなと納得。
実はピーターの脱退した後の
ジェネシスの大ヒット曲 InvisibleTouchを
全米ナンバーワンから奪還したのは
ソロになったピーターのこのスレッジハンマーである。
さて、若かりし頃、
ジェネシスの元メンバーだった彼は
スリムでロン毛の二枚目路線かと思っていたが。
Genesis (Peter Gabriel) : I Know What I Like (In Your Wardrobe) HQ
帽子を脱いだら頭頂部まで剃っていたり。
Genesis (era Peter Gabriel) - Watcher Of The Skies (live 1973)
コウモリ姿になったり、
The Many Costumes of Peter Gabriel
狐女になったり、
爺さんになったり、
花になったり、
宙づりになったり、
それはもう、やりたい放題。
レディガガと対抗できるのは彼くらいか。
そんな彼をメンバーはどう感じていたのか。
…だから脱退?
フィル コリンズでやっと
バンドとしては落ち着いたのかもしれない。
そして近年、
多彩な才能に恵まれたピーターもフィルコリンズも
同じようなヘアスタイルに。
人生とは本当に皮肉なものだ。
そんな彼も
ソロになってしばらくして、やっと落ち着いてきたのか。
相反してこういう音を作るので
繊細な感性も持ち合わせた人なのだろう。
Peter Gabriel - Don't Give Up (ft. Kate Bush)
人生に悲観した人たちに向けた応援歌のような歌詞。
慈しむような声のケイト ブッシュとのデュエットも
メディアに取り上げられていた。
このPVはまるで
「昭和枯れすすき」風の崖っぷちの様であるけれど。
人生もある程度の時期を越えると
思春期の悲観さとは違う、
悲観さを感じてしまうもの。
こうした歌詞にまた励まされる自分がいる。
90年代以降、寡作なイメージがあるが
まだまだ頑張ってほしい。