1983 Culture club
ColourであってColorではない。
アメリカとイギリスでの
表記の違いを知るきっかけになった一枚。
アナログ盤の大きさで見る
このボーイ・ジョージの妖艶な眼差しときたら。
このアルバムは外れ曲が見当たらない。
バンドがノリにノッていた時期だったのだろう。
彼の声を聴かなかった日はなかったほどだ。
- アーティスト: Culture Club
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 2003/10/07
- メディア: CD
- クリック: 41回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
様々なメディアで大いに取り上げられたのは、
ボーカルのボーイ・ジョージの話題性だろう。
このカバー写真だけでも
かなり突っ込みどころが満載である。
当時の自分の最初の感想としては
「なんて聞きやすい英語なのだろうか」という部分であった。
もしかしてカタカナ英語か?というくらいのわかりやすさ。
口ずさむのにも苦労することはなかった。
Culture Club - Karma Chameleon
邦題「カーマはきまぐれ」
このヘアスタイルを作るのにどれだけ手間がかかるのかと
想像したことがある。
いまだにこの曲をどこかで聴かれるほど
洋楽の垣根を越えて、広く世間に認知された曲だ。
このアルバムから取り上げたいのは
このバラード曲。
愛に生きる犠牲者は彼自身なのだろうか。
Culture Club - Victims (Video 1983)
トランプのジョーカーかと思うような衣装が面白い。
カルチャークラブの音の魅力は
ブラックミュージックの要素が
ふんだんに使われていることだろう。
Culture Club - Time (Clock Of The Heart)
アナログ日本盤のみのボーナストラックの
Time
ボーカルが心地よい。
CDには未収録なのが残念!
Culture Club - Church Of The Poison Mind
単なるアイドルバンドではない。
こうした多様な音楽性が今も時代を超えて愛されるのだろう。
奇抜な衣装を好むジョージが売れ始めたこの頃は
抑え気味なファッションだったそうだ。
彼にとってのシンプルな女装をしていたのには理由がある。
彼好みの自分でいて、彼を繋ぎ止めたい。
バンドを結成した頃に始まったドラマー、ジョンとの恋愛は、
バンドが売れるに伴い、
ジョンから距離を置かれるようになった。
国籍を問わず、性別も、年齢を問わず、
恋愛の終わりにはこうした感情が付きまとうもの。
売れていることで音楽活動を続けることとジョンとの関係に悩み 、
ドラッグから抜け出せなくなってしまった。
そして1986年、日本でのCMに起用されて間もなく、
薬物使用で逮捕された。
逮捕の影響か、途中で三蔵法師は交代している。
一世を風靡した美青年は全くの過去のものになっていた。
その頃の画像は多数出回っているのでご存知の通り。
その後も、コメンテイターやDJで活動するも
度重なるスキャンダルと体重増加で話題になるばかり。
音楽活動に向けてダイエットを決行。
一大決心をした彼は見事に痩せ、51歳で再稼働を始めた。
2016年6月。
オリジナルメンバーとカルチャークラブを再結成し来日を果たした。
18年ぶりにアルバムを発表したBoy Georgeを直撃!_Vogue Japan
日本びいきは変わっていないようである。
現在はハスキーな男性の声質に変わり、
ハイトーンの少年声では無くなってしまったが、
新しい音楽作りに挑戦している。
これはこれで面白いおじさんだなと思う。
ドラッグではなく、
他にない彼の感性で音楽を探求していってほしい。