とりあえず音楽の話を。

音楽なしではいられない

1982 DuranDuran

親に叱られながらこっそり深夜のTVを観ていた。

 

「英語の歌、かっこいいよな」

 

興味本位で流される映像をずっと眺めていた。

遠い国、海外で流行る音楽が

多感な思春期の心に流れ込んできた。

 

そんな背伸びしたい頃に、

姉や兄のいる同級生から借りたレコード。

 

化粧を施した男性なんて沢田研二くらいしか知らなかった。

 

Rio

Rio

 

 

カセットテープに落として何度も何度も聴いた。

レコードショップに行き、アルバムを買った。

貰ったポスターを部屋に飾った。

 

Duran Duran

Duran Duran

 

 

「Save A Prayer」は何度聴いたのか。

「player」ではなくて「prayer」、辞書で調べた思い出。

 


Duran Duran - Save A Prayer

 

ちなみに「祈る」という意味。

 

自分のために祈らないでくれ。

 

このPVはスリランカでの撮影。

 

ジョン テイラーによると

ニューロマンティックな女々しい男たちというイメージで

僕らはがんじがらめにされていた。それで自然に帰ろうということに決めた」

そういう意向だったようだ。

 

ロジャー テイラーによると

「Save A Prayerで全員が象に乗ったんだ。

ぼくの乗った象が雌象の匂いを嗅いで興奮して

雌象に乗りかかろうとしてね。

直前に慌てて飛び降りたけど、あんな怖い思いは今までなかったよ」

と話している。

 

撮影後の3月にアンディ テイラーはコンサート後の楽屋で倒れる。

原因は熱帯性の熱病。

過労と不摂生、象の尿に汚染された水を飲んでしまったのが原因との診断だった。

その影響で以後のヨーロッパでのコンサートは延期。

セカンドアルバムはリリースツアーのないまま発売されることになったそうだ。

 

1982年5月。コンサート延期の中で2ndアルバム「Rio」を発売。

 

最後の砦、アメリカでの彼らの人気に火をつけたのはMTVだとある。

 

それ以後の活躍は皆の知るとおりである。

年齢を経た現在の活躍はうれしい限りである。